【石川県・金沢市】移住が不安な方へ。経験と失敗談をお伝えします【U・Iターン】

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イシカワジョブ

こんにちは。関東から石川県金沢市に家族3人で移住したカズマです。

この記事では、石川県への移住を思い立ってからどのような行動をしたか、そしてどのような流れで家族3人での移住に至ったかを紹介したいと思います。これから移住を考えている人にはぜひお読みいただき、参考にしていただけるとうれしいです!

まずは「移住サポートセンター」に相談しました

ILACが運営する移住ポータル「イシカワノオト」

移住を考え始めてから最初に相談したのは、石川県が展開する「いしかわ就職・定住総合サポートセンター」(ILAC、アイラック)でした。定住促進のための組織で、①移住へ向けた相談窓口 ②移住者と企業のマッチング――が主な機能です。

ちなみに、この手の移住支援サービスは、全国どの都市でも行っています。以下のページに各都道府県の移住ポータルサイトをまとめましたので、確認してみてください。

相談窓口で言ってもらったこと――収入減のリアル。

石川移住についてリアルなことを知りたいというぼくの要望に対し、「ILAC」の相談員さんはとても親身に応えてくれました。

まずは収入の面です。結論から言うと、「いまの収入より2割減は覚悟しなければならない」と言われました。けっこうショックだったのを覚えています。

家賃負担は少なくなり、食費や物価は多少は下がるかもしれないものの「共働きは不可欠になるだろう」ということでした。そしてその言葉通り、収入は2割程度下がったことも書き添えておきます。

「おもしろい仕事」は少ない。

また相談員さんは、地方には「おもしろい仕事」は少ないと指摘してくれました。「おもしろい仕事」というとピンとこないかもしれませんが、例えばこうです。

マイナースポーツが好きな人がいるとしましょう。その人が「マイナースポーツ用具専門店」に就職できればこれ以上なく幸せなはずです。しかし、そのような店は人口の多い都会であれば商売が成り立ちますが、人口が少ない地方では儲からないのが現実です。

つまりこの場合、地方では、マイナースポーツだけでなくメジャースポーツも、なんならスポーツ以外の商品も扱わないとビジネスが成立しないのです。

つまり平たく言えば、「おもしろい仕事」ばかりを追い求めて「したくない仕事」を避けようとすると、地方では就職は難しいとの指摘でした。

35歳以降の移住はハードルが上がる。

「35歳以上になると、移住のハードルはとたんに高くなる」というお話もしてもらいました。石川県は年功序列の文化がいまだ根強く、アラフォーの新人を入社させる難しさを企業側も感じています。独立するのであれば話は別ですが、転職するのであれば35歳までが良いだろうというお話です。

移住にはそれなりの覚悟が必要。

また、移住するとなると、まとまったお金が必要です。採用試験を受けたり物件を選んだりするために何度も石川県との往復をしなければなりません(コロナ後の今はZoom面談が中心ですが、それでも複数回の往復が必要です)。

相談員さんからは「それなりの覚悟がないとやり切るのが難しい」というメッセージを貰いました。厳しいようですが、移住のリアルまでしっかりと伝えてくれたことに対して、ありがたさを感じました。

それでも、やっぱり移住は幸せになれそう。

最寄りの内灘海水浴場での一枚。写っているのは妻娘です

ここまでシビアな現実が語られましたが、それでも移住するメリットはたくさんあるというお話でした。まずは、自然が豊かで食事がおいしいこと。これは改めて説明するまでもないでしょう。

次に子育て環境です。待機児童問題はほとんどなく、金沢市の中心部で第一希望に入れないことがたまにあるくらい。人口あたりの延長保育実施保育所数は全国8位、公立小学校あたりの放課後児童クラブ設置率は全国9位。充実した子育て環境のおかげで女性就業率は全国2位の高さです。子どもの学力は全国トップクラス(2021年度は総合第一位)という話も知りませんでした。

たいへんそうだけど、移住することにした。

最終的にぼくの背中を押したのは、コロナ禍でした。

関東は人が多く、どこに行っても、なんとなく他人との接触を気にしてしまいます。これではのびのびと娘を育てられない!というか、のびのびと生きていけない!!海や山や大きな公園に気軽に行けて「密」の心配が少ない田舎暮らしが、ますます恋しくなってきたのです。そこで行動を開始しました。

まずは転職先を探しました

ぼくが行動を始めたのは2021年3月頃で、引っ越したのは同11月。およそ半年強かかった計算です。そしてその大半は転職活動の期間です。

「せっかくの移住なので、引っ越し先では充実した仕事をしたい」という思いがあり、いろんな企業の試験を受けまくるというよりも、厳選しながら応募していました。

転職にあたっては、主に3つの転職支援サービスを活用しました。

●ILACの転職相談

ILACでは、石川県内の求人企業情報を公開しています。求職者と企業をつなぐマッチングも行っており、気になる求人情報があれば随時、情報を教えてもらっていました。

●石川県に特化したエージェント

UIターンでの転職は、地元の情報をいかに得るかが鍵です。そこで頼りたいのが、石川県に特化したエージェントです。大手よりも地元に根付いているので、「石川県でどのような立ち位置の企業か」「経営者はどのような人物か」「社風はどうだ」といった具体的な情報が手に入りやすいメリットがあります。「リージョナルキャリア石川」はU・Iターンのサポートもしており安心です。

●大手エージェント

関東ではメディア関係の仕事に就いていたので、同業の仕事を探すために「マスメディアン」「リクルートエージェント」からも情報を得てました。

ぼくの場合、最終的には、ハローワーク経由で応募した企業と縁があり、Zoom面接1回、直接面接1回で内定をもらいました。2021年4月に行動を開始し、8月に内定なのでペースとしては悪くなかったと思います。

内定が出てからはバッタバタ!

まずは勤めている会社に退職希望を伝え、引き継ぎを開始し、引っ越し先を探し、住んでいる家の片付けを進め、幼稚園に転園を伝え…。11月の移住までとにかくバタバタしながら過ごしました。地方移住の際の物件選びについてはこちらにまとめたので参考にしてください。

(おまけ)どういう形であれ後悔はする。

石川県に移住したことで、いろんな幸せを得ました。のびのびと暮らすことができるようになり、だいぶ心身も健康になったように思います。仕事を通して生まれ故郷の役に立てているのもうれしいですし、親元に近いところで生活できる安心感もあります。

実は後悔もあります。仕事先に関してはすべて満足というわけではなく「もっとたくさん受けて比較検討しておけばよかった」と思わなくもありません。とはいえ、求め出したらキリがありません。どんな企業に就職しようと後悔はあったでしょう。

妻や娘に対して大きな環境変化をさせたことに今でも申し訳なさを感じています。ただこれも考えても仕方のないことで、石川県暮らしをなんとか楽しくしていくことが大事なのかなと思っています。

重要なのは「変化するときは、どういう形であれ後悔が伴う」という事実を認識しておくことかなと思います。後悔するよりも、移住したことでどれだけ幸せになったか?を考える方が建設的ですもんね!

当サイトでは子育てスポットを中心に、県内のいろいろな魅力を発信しています。こうしてブログを振り返ると、やっぱり石川県はいいなあ~と改めて思います。ぜひ他のページも読んでみてくださいね。

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