石川県移住のメリットとデメリット

本ページはプロモーションが含まれています
イシカワライフ

関東(神奈川県)から石川県へ家族3人でUターン移住したカズマです!

今回は、引っ越してきてわかった石川県のメリットとデメリットをご紹介していきます。天気、お給料、家賃、食費、電気代、人柄などなど、さまざまな角度から、実際に感じた良いところと悪いところを書いていきますね。移住を検討される方の参考になるとうれしいです。

※移住への決意についてはこちらをご覧ください↓

【気候面】寒いし天気が悪いけれど、湿度があるのはうれしい

デメリットは寒さと天気の悪さ

まずは気候面のデメリットについて。

はっきり言いましょう。ぶっちゃけ寒い(泣)そして、天気が悪い(泣)

まずは寒さについて。ぼくが石川県に住んでいた頃(15年前)の冬はもっと暖かかったように感じますが、それはまさに、当時のぼくが子どもだったからでしょう。

つまり、心も体も燃焼させてひたすら成長する子どもの時期は、大人と比べて寒さを感じにくいのだと思います。大人になってから石川の冬は、もっと、芯から凍えるような寒さを感じます。

5歳の娘は寒くてもぜんぜん平気。元気に雪をかき分けて進んでいきます!

ちなみに、ゴールデンウィーク近くになっても暖房が必要な日がたまにあります。関東にいた頃には考えられませんね。

冬場は、かなりの頻度で雨か雪

「弁当忘れても傘忘れるな」は石川県なら常識?!

そして、より身体に堪えるのは、冷たい雨と雪

冬の時期、「晴れた!」と思える日は全体の1割。残りの9割が雨or雪です(体感的に)。

ただし、1日中ずっと降り続けているかというと、そうでもありません。曇りかなと思っていたら、はらはらと小雨が降り出し、かと思えば日当たりがよくなったりする。石川県の冬の天気は奇妙です。

石川県には「弁当忘れても傘忘れるな」という格言がありますが、この天気の”読めなさ”から来ているのだろうと思います。

メリットは、湿度が高く肌に優しいこと

一方で、天候面でのメリットもあります。それは湿度が高いこと。

ぼくは乾燥にとても弱く、神奈川にいた頃は、あかぎれ、ささくれ、鼻血に悩まされていました。それがほとんどなくなったのは、ほんとうにうれしいです。肌もきれいになったと思います

ちなみにポーラ主催「美肌県グランプリ」で石川県は2020,21の2年連続で総合1位を記録しているんですよ。

指先までしっとりするようになりました

【経済面】お給料は減ったけれど、生活は苦しくない

お給料は2割減った

首都圏に比べて、石川県のお給料の水準はよくありません。

移住の際に相談に乗っていただいた「いしかわ就職・定住サポートセンター」でも、相談員さんに「移住者の多くは関東に比べて年収が減ります」と指摘されていました。正直に言うと、ぼくは年収が2割くらい減りました。覚悟はできていたものの、やっぱり給料明細を見るとさみしさを感じます。

しかし、けっして生活が苦しいわけではありません。その理由は下記です。

家賃や食費なども減ったので、生活は苦しくはない

第一に、アパートの家賃が安い。家賃は立地によってさまざまなので一概には言えませんが、平均的には安いといって間違いないでしょう。

ぼくたちの場合、神奈川県で借りていたアパートは60㎡で8万円を支払っていたのですが、石川県の住まいでは70㎡で6.5万円にコストダウンすることができました。コンビニやスーパーへの距離といった生活利便性は、神奈川時代と比べて見劣りするわけではないので、お得といえそうです。

次に、食費が安い。特に、行きつけの大阪屋ショップは、「はたしてちゃんと儲けているのか」と心配になるほど激安かつ高クオリティです。

大阪屋ショップのホームページより。いつもありがとう大阪屋ショップ。

とりわけ刺身が本当に上質。冬の間はフクラギ(ブリの幼魚。関東ではイナダに相当)、甘エビ(ホッコクアカエビ)、サワラ(石川県ではカジキマグロをサワラと呼びます)などが食卓に上がりましたが、いずれもとても安くて新鮮でおいしいです。お刺身好きにとってはこの上ない幸せです。

ちなみにこの大阪屋ショップ、土曜日はなんと卵が1パック55円で売られています(店舗によって異なっていたり、時期によって変動したりする可能性あり)。すばらしすぎる!!(※2023年2月現在、卵価格冒頭の影響で99円に値上がりしました。それでも99円。すばらしい。→2023年4月時点で150円税込にまで上がっています。それでも安い…!)

(2022年4月追記)冬期の光熱費には覚悟を

冬場に関しては電気代、ガス代がかさむことを覚悟したほうが良いです。

オイルヒーターや洗濯乾燥機を使ったことも影響しているのかもしれませんが、1年目の冬は月に2万円ほどの電気代がかかりました。ガス料金(プロパン)は1万5千円ほど。

来冬は、灯油ファンヒーターの利用を検討したいと思います。

周りの方にいろいろと助けていただきました

生活費の面では、会社の方や近所の方、親戚にずいぶんと助けてもらいました。食料や生活用具をいただくことが多かったのです。

石川県の皆さんは、本当に優しいです。「助けあい」の文化が根付いているようです。ちなみにぼくは、雪かきなどの「労働力」をみなさんへ惜しみなく提供して、お返ししました(笑)

【人柄】無愛想?!だけど、あたたかい

メリット/デメリットで語れるものではありませんが、石川県民の人柄についてもお伝えします。

感情が表に出にくい(かも)

石川県民は、あまり感情を表に出さない人が多いように思います。派手に喜んだり笑ったり怒ったりという人は少ないです(今から思うと、関東には感情豊かな人が多かったですね)。

天気が変わりやすく、時に雪が降り、雷が鳴る土地のため、我慢強くて感情を表に出さない県民性が醸成された…という話を聞いたことがあります。コロコロと変わる天候に一喜一憂していたら、とても情緒が安定しませんから。

良い表現をすれば「平常心」、悪い表現をすれば「無愛想」とでも言えるかもしれません(かくいうぼくもその気質はあると思います)。

ちなみに、会社で仕事をしているとき、外で大きな雷が鳴ったにも関わらず社員のだれも何の反応も示さなかったのには、驚くと同時に一人で笑ってしまいました(笑)

じつは内面はあたたかな人が多い

上でも書いたとおり、石川県民は「たすけあい」の文化があります。

雪が積もったときには隣近所どうしが協力して雪かきし、雪かきが終われば「あんやとね」(ありがとうね)と言い合います。そうした生活をおくっていると、「困っていそうな人に手を差し伸べる」が当たり前の感覚になってきます。「相手が喜ぶことをしたがる気質」と言い換えることもできそうです。

また不思議なもので、知らない人とも一緒に雪かきすれば、なんとなく友人のような感覚にもなります。石川県民には、ゆるい共同体意識があるみたいです。

雪かきの協力があたたかい県民性につながっている

石川県に来てから、知らないおじさんやおばさんに声をかけられたり、物をもらうことがめちゃくちゃ増えました。(つい先日も、スーパーでいきなりおばちゃんに声をかけられ、「ポイント5倍クーポン」をもらっちゃいました!)

「無愛想だけどあたたかい」。こうした気質が魅力的だと思えるのであれば、石川県への移住は、とてもいいかもしれません。「もっとわかりやすい性格がいいよ!」と方には、もしかしたらおすすめできないかもしれません。汗

※補足…大前提として、性格は人によって異なり、感情を表に出す人もいれば冷たい人もいます。全体的な傾向として参考にしていただければ幸いです。(でも「冷たい人」はほとんどいないかもしれないです)

石川県暮らしのメリットとデメリット。ほかにも見つかったら、随時記事にしていきたいと思います。

石川移住に伴い、転職も考えるなら

石川移住に伴う転職をお考えなら、地元特化のエージェントへの相談が有力な選択肢です。全国規模の転職サービスでは得られない「その企業は地元でどのような立ち位置か」「社風や社員の気質は」といった情報を知ることができるからです。


(関連記事)

コメント

タイトルとURLをコピーしました