【石川県の馳知事がAI化?!】生成AIで、県の取り組み発信【ひゃくまんさんも】

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イシカワライフ

関東から石川県へ家族で移住したカズマです!今回は石川県の面白いニュースがあったのでご紹介します。

 石川県は7日、2023年度一般会計を88億円減額する補正予算案を発表した。人工知能(AI)が作成した動画で情報発信する取り組みを盛り込んだ。県によると、生成AIを活用してイベント情報や県の施策を毎日発信するのは自治体で初めてという。

Yahoo!ニュース AI作成動画で情報発信へ、石川 イベントや施策紹介

皆さんもご存じの通り、近年「生成AI」がすさまじいスピードで進化しています。生成AIとはイラストや画像、動画をAIが作り出す技術です。

こちらの動画を見てください。女の子がダンスを自撮りしてると思うでしょうが、違います。AIが作りだした映像です。いまのインターネッツはこんなことになってるんすか・・・

こうした生成AIの技術を、石川県は情報発信に活用するとのことです。具体的には、馳知事やひゃくまんさんの画像が動いて、県の情報を説明する動画をつくるそう。「VTuber」のようなイメージでしょうか。Twitterで毎日発信するとも発表されました。

※イメージ画像(県記者会見資料より)

馳知事は自身をキャラ化するつもりですね。覚悟がすごいです(笑)。それだけ情報発信に力を入れているのでしょう。ちなみにこの動画の原稿も、AIが作成するとのことです(もちろんリリース前には県職員が内容チェックするそうですが)。

県は今年度、「戦略広報官」として中塚健也さん(元NTTグループ役員)を新たに採用するなど、広報にかなり力を入れています。生成AI活用についての発表があった記者会見では、中塚さんのほかCDO(最高デジタル責任者)の西垣淳子副知事も質疑応答をしていましたが、馳知事を含めたこの3人が力を合わせて県の情報を強力に発信をしていくということが、改めて示されたように思います。

配慮や気遣いこそデジタルリテラシー

やや話はズレますが、今回の質疑応答で興味深かったのが「Twitterでの発信方法」についてです。記者の質問でこのようなものがありました。  ※文意が変わらないよう一部、言い回しを修正します。

<記者>5月27日の県の公式ツイッターで狩猟免許試験の申込受付中に関するお知らせがあった。「趣味としての楽しみや農林業被害防止のためあなたも狩猟免許を取得してみませんか」という内容で、通常であれば問題ないが、このツイートの2日前に長野の猟銃立てこもり事件が発生しており、少し配慮に欠けているように思う。AI情報発信を任せた場合、配慮や気遣いの部分でよりリスクは高くなり、人間がどうチェックしていくのかがより重要になる。
<知事>倫理的、道徳的な、あるいは直近にどういう社会的な事件があったのかといったことも配慮が必要で、マニュアルを事前に準備しておく必要がある。

SNSは人間でも使いこなすのが難しい代物であって、AI化を進めるに当たっては、人間がこれまで以上に注意を払う必要があります。つまり配慮や気遣いこそがデジタルリテラシーであるという考えもと、そうした能力を高めることが人間にますます求められることのように思います。

記者会見では、若い世代(いわゆるZ世代)へのアプローチをしたいとの狙いが語られました。知事みずから若い層へのヒアリングも積極的にしていくことも同時に進めるほか、SNSの県内外の声をAIで分析し、広報活動や施策立案に役立てていくそうです。

こちらが記者会見の一次情報ですのでお読みください。

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