【寺町鐘声園】これぞ金沢の底力!無料の休憩所が「ガチ日本庭園」だった

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こんにちは!関東から石川県に移住してきたカズマです。

今回は公園シリーズ。金沢市寺町の「寺町鐘声園」をご紹介します!

回遊式の枯山水庭園

寺町鐘声園は犀川の西側を走る「寺町通り」という道沿いにあります。

まさに寺のような土塀と山門があり、その山門をくぐると、剪定されたさまざまな種類の木々が、まず目に飛び込んできます足元にはいくつかの種類の石畳が敷かれ、高いデザイン性を感じさせます。

白と黒のバランスが良い塩梅の岩が配された池は心を落ち着かせます。水を張らず岩や砂などで池を表現する方法は「枯山水」と呼ばれます。歩いて回れるので「回遊式」の庭園です。

誕生したのは1995年3月。「鐘声園」という名前の由来は、寺町に聞こえる鐘の音が由来だそうです。

かつては寺町のいろんな寺から鐘の音が聞こえましたが、時代を経るとともに鐘を鳴らす寺は減少。そこで1994年から、地域の有志からなる「野町鐘音愛好会」のメンバーが分担し、毎週土曜の18時に5つの寺院で鐘を突いて鳴らしているそうです。1996年には環境庁の「残したい日本の音風景100選」にも選ばれました。

土曜日の夕方をねらって訪れてみてもいいかもしれません。ちなみにぼくは土曜の夕方に訪れたことはまだありません〜〜

寺が集まる「寺町」に立地

すでにお伝えしたとおり、寺町鐘声園は金沢市の「寺町」という地域にあります。

寺町という名はだてじゃありません。なんと、この地域には70以上の寺院が集まっています。

集まっているのには理由があります。外様大名だった加賀藩は幕府からにらまれる立場でした。前田家としては「徳川が攻めてくる万が一の事態に備えて金沢城を強化したい!」という本音がありつつ「露骨に強化するとかえって徳川を刺激してしまう…」という心配もある、いわゆるジレンマを抱えていました。

そこで、徳川などの外敵が攻めてきたときに砦に転用しようという目論見で、前田家シンパの寺院をこの地に集めたとのことです。その名残が、からくりがいっぱい仕掛けられた「忍者寺」で有名な妙立寺です。ちなみに金沢には寺町寺院群のほか卯辰山山麓寺院群、小立野寺院群がありこれら3つを合わせて「金沢三寺院群」と呼ぶことがあります。

トイレもあります。観光に訪れた方はぜひ訪れてみてくださいね。

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